文系出身SEのくねくね道

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新人の文系システムエンジニアを育成するために大事なこと。後輩に入ってきたら?

理系システムエンジニアと文系システムエンジニアでは育成方法が違う

毎年新入社員が入社して、誰かが必ず任される新人教育。
早いところでは入社と同時に新人が配属され、約9ヶ月が経ちました。

新人の育成に頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか?

自分が頑張っても新人のやる気が出ない、もしくはやる気はあっても新人に与えてあげられる仕事がなく、新人が不満を抱いている・・・

うまくいかない要因は様々です。

そんな難しい新人教育ですが、「新人の育成方法はどの新人でも一緒です!」という人はいないでしょう。ある程度、新人の個性に合わせて育成します。とはいえ、育成方法には共通している部分があるものです。

一番分けやすい分類が、理系出身か文系出身かということです。理系と文系ではITの基礎知識に違いがありますよね。

「だから知識を与える量を変えよう」ということではありません。
私は理系システムエンジニアと文系システムエンジニアの両方の後輩を見てきましたが、別の面で育成方法を変える必要があるなと感じました。

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新人の文系SEはやる気を継続させてあげること

もしあなたが理系のシステムエンジニアなら、後輩の文系システムエンジニアをどう指導して良いか途方に暮れていませんか?

文系のシステムエンジニアの新人に仕事を振っても用語が分からない、話が通じない、基礎知識が全くない、など何から手を着けて良いのやらということがあります。

理系の新人なら基礎知識があるので、ある程度説明すれば理解できるでしょう。しかし文系の新人は、説明しても説明しても理解できないときがあります。そんな後輩を持ったとき、どう指導して良いか分からなくなるでしょう。

知識不足による仕事の理解不足はすぐには解決しません。教えても教えても、基礎知識がない文系のシステムエンジニアはすぐに忘れてまた同じ質問をしたりすることもあります。この場合は基礎知識が培われるのを待つしかありません。

それよりも文系システムエンジニアの後輩を指導する上で大切なことがあります。

それは、「やる気を継続させること」です。

基礎知識がないからといって、知識を吸収できそうな大きな仕事を任せて、一度に知識を吸収させようとする人がいますが、これは危険です。

なぜなら自分の手に負えなくなって挫折する可能性があるからです。

文系出身の新人は、他の誰よりも自分の知識不足を不安に思っています。理系より最初は仕事が出来ないことを自覚しているのです。

自信をしっかり持ちきれていない状況で大きな仕事を任せるとどうでしょうか。

仕事で分からないことだらけでいっぱいいっぱいになってしまい、達成感も得られず、一層自信を失ってしまいます。そんな状態ではやる気も継続できず、できない自分を責めてしまうでしょう。

それでは文系出身のシステムエンジニアを育成するにはどうすればよいのか。

小さい仕事をたくさん任せて、毎回達成感を得られるようにしてください。一つの仕事で一つ知識を吸収できるくらいが理想です。そのため、コピーやお茶くみといった、ITと関係のない仕事はこの「小さい仕事」に当てはまりません。

達成感を得られることで自信に繋がります。やる気が出ればもっと学びたいと思えるようになります。「自分でもシステムエンジニアとしてやっていけるんだ!」と思わせてあげてください。

逆に理系出身の新人は、自信満々で入社する場合があります。そのような後輩には、大きい仕事を任せてあげて、少し挫折させてあげると、仕事ときちんと向き合う姿勢ができてくるでしょう。

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文系のシステムエンジニアを上手に育成しよう

最初は基礎知識もない文系のシステムエンジニア
ですが、ITのことを理解したあとは、活躍できる人も多いのです。
育成する側も最初は苦労するかもしれません。しかし、しっかり育てることができれば、文系出身のシステムエンジニアが理系より“使える“部下になる可能性は高いです。
文系システムエンジニアのやる気を継続させるように仕事をふっていきましょう。

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