文系出身SEのくねくね道

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何が分からないかが分からない?切り分けできていますか?

分かった?と聞かれても

入社してしばらくすると、私の下にも新人が入ってきます。理系出身のSEもいますし、文系出身のSEもいます。

私が教育することもあるので、業務について説明したりします。

そこで「分かった?」と聞くと、大抵の後輩は、

「分かりました!」

と答えるんですよね。ほんとに?
ちなみに私が新人の時は先輩に、「分かったって言うけど、何が分かったの?」と毎回聞かれていました。
分かったつもりでも説明しようとすると上手く出来なかったりします。
それって結局分かってないことになる。
でも新人のうちはそれさえも気づいていないから、理解したつもりで「分かりました!」って答えるんですよね。

分からないことが分からない

そして文系出身のSEにありがちなのが、「何が分からないか分からない」ということです。

IT知識が必要な業務になると、新人はとにかく言われたとおり・マニュアル通りに業務をこなします。
で、そこででてきた単語については「分からない」ということが認識できていることが多いです。

でも、なぜここでこれを使うのか?といった理由などに踏み込むと、そもそもその視点に気づけないので、分かってないことに気づかないです。

そして私が、「分からないところってある?」と聞いて初めて、何が分からないか分からないことに気づきます。

でも初めのうちはそれでいいのです。何が分からないかかが分からなくて当然なんです。
基礎知識がないんですもんね。

でも二年目や三年目になっても、分かることと分からないことの切り分けが出来ていないのであれば、それはSEとして努力するべきところがあるのかなと思います。


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分かることと分からないことを切り分けるには

分かることと分からないことを切り分けるには、以下のような行動が必要でしょう。

分からないと気づいたところは解消する

まずは、分からないと気づいたなら、それは解消しましょう。
解消できれば、それは知識として身につきますから、次からは分かることとして分類できますよね。
ちゃんと“分からなかった一覧“のようにリストにして、たまには見返してくださいね。
まずは内容まで覚えられなくてもいいです。
調べたときに「あぁこれね」と言えるまで持っていきましょう。

IT知識を増やす

分かることを増やすには、自発的に勉強するしかありません。
基本情報でも応用情報でもいいので勉強してください。(就活時代に役に立った本~システムエンジニア向け~)
そして、ITの基礎的な勉強だけでなく、最新技術などもネットを見て勉強しましょう。

とにかくたくさんの仕事をする

あとは場数です。とにかくたくさん仕事をするしかありません。
それは仕事量でもあり、仕事幅でもあります。
とにかく色んな知識に出会う機会を増やすこと、もうそれ以外にありません。
だから、分からないことが分からない、という期間は誰にも訪れる期間だと覚悟して、とにかく耐えるしかないのです。
耐えつつ、学んでいく。
分かることと分からないことの切り分けができるようになるには、それしかないと思っています。


多分、分からないことが分からない、と悩んでいる人は多いでしょう。
それはもうSEの通過点として受け止めるしかないのです。
しっかり受け止めて、知識をたくさん習得していきましょう。

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