文系出身SEのくねくね道

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SEの仕事が変化している?今後求められるSEの仕事とは?

お客様の業務の効率化が大事?

私がまだ就活をしていた頃のインターンシップや説明会では、
SEの仕事とは、
お客様の業務を効率良くするためにシステムを提案・提供することだと説明を受けていました。
私が受けていた企業の形態が、ほぼB to Bだったため、ということもあります。
お金を払っていただく対象が一般消費者ではなく、
企業だったため、業務の効率化が一番求められていました。


お客様の業務を効率化するということは、単にお客様に楽をしてもらう、ということではありません。
業務を効率化すれば、今まで時間がなくて出来なかった他の仕事が出来るようになるという、価値も提供することが出来ます。

例えば、事務作業に追われて接客が疎かになっているとか、
企画を考えないといけないのに、考える時間がないといった場合に、
事務作業を効率化できれば、接客や企画の対応が出来るようになります。

そのため、お客様の業務を理解し、無駄な作業を見つけ出し、システムで如何に効率化できるかをSEは考え提案しないといけません。

このように教わり、入社いたしました。

個人的には、お客様から要望を聞き出し、それを叶えていく仕事だと考えていたので、
クリエイティブな仕事というよりは、
論理的に、一歩一歩着実に解決していく仕事だと理解していました。

が、現在は説明会などで、SEの仕事はどのように説明されているのでしょうか?

SEの求められる仕事内容は、この時の説明内容から変わりつつあります。

“業務の効率化“は頭打ち

今まで求められてきていた業務の効率化は、頭打ち状態であると感じています。

多くの企業が、業務効率のためにシステムを導入しています。
導入した当初は、効果を感じ、満足するでしょう。
ですがその効果にも慣れます。
お客様は益々の効率化を目指し、SE達に業務の効率化を要求してきます。
各社のSE達は、さらなる業務効率化に向けて、様々な機能を追加していきます。
これの繰り返しにより、どんどん細かい要求が増えます。
もう、重箱の隅をつつくようなものです。

また、そのような中で新機能を開発しても、すぐ他社に真似をされます。
業務の効率化の機能において、各社製品の差別化ができなくなってきています。

実際、お客様からいただく声も、機能の提案ではなく、お客様の未来を見据えた価値を提案して欲しいと言われます。

機能の提案には真新しいものはなく、どの企業の提案が同じ提案に見えているのです。

SEに求められることは、
ただ“業務の効率化のためにシステムを提案する“というだけでは済まなくなってきています。


価値を提供できるSEが求められている

このような状況から、SEは“システムを提案する職業“というよりは、“お客様に新たな価値を提案する職業“に変わってきています。
SEと言っても、様々な役割がありますが、
お客様と直接やり取りするSEが特に当てはまります。

お客様の本当の要望を考え抜き、新たな価値を提案します。
すると、提案するものはシステムに限らなくなります。
お客様の開催するイベントを考えたり、経営課題をシステムのログから分析して提案することも求められます。

システム以外の提案もしているので、
コンサルに近い仕事になっているのかなぁと感じています。
私が入社前に感じていた、“理論的に一歩一歩“な仕事だけではなく、創造力を働かせたクリエイティブな部分もかなり求められてきているのではないでしょうか。

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