SEに向いてる人、向いてない人ってどんな人?
SEは文理不問の仕事である
就職活動をしていると必ず目にする職業が“SE(システムエンジニア)“なんじゃないかと思います。
SEの仕事は、文理不問と記載されているところがほとんどです。
SEは理系のような仕事のように思えますが、文系でもSEになれます。
実際、多くの文系出身SEが働いています。
文系出身でも活躍しているSEはいる、と聞くと、
文系でも理系でも働ける仕事ということは、誰でもなれる仕事ということ・・・?
と思っちゃいますよね。
それは間違いではないです。面接にさえ受かればSEにはなれます。
ただ、私がSEとして仕事をしていて、文系理系に関わらず、向いている人と向いていない人はいるなぁと思います。
SEに向いている人
まず、SEに向いている人からご紹介します。
論理的思考が得意
これは一般的なイメージ通りではないでしょうか。
論理的思考が得意な人はSEに向いています。
システムは論理的にできていて、矛盾があるとエラーを起こしてシステムが動かなくなります。
そういう特性の製品を扱っているので、当然論理的思考が得意な人は向いていますね。システムのこと理解できますからね。
ITに興味がある
これもまんまです。IT大好きな人はSEに向いています。
IT大好きな人というと、タブレットを何台も購入して使い比べしてみたり、PCを自分でカスタマイズしたり、自宅でサーバーを構築したりですね。
色んな無料ソフトをインストールして試してみたりとかですね。
そういうことを意識せずに好きでやれている人はSEに向いています。
最新情報に目がない/情報収集が得意
これは、IT情報に限らず、です。
そもそもITというのは日々進化しています。
技術の入れ替えが激しいのです。新しい物を取り込んでいけるだけの適応力や、新しい情報を察知する能力というのがとても必要なんです。
またSEのお客様は銀行やお店といったIT企業以外の場合がとても多くあります。
ということは、IT以外の情報も収集する必要があります。
普段から色んな最新情報に興味が持てる人は、お客さまの情報も自然とキャッチする能力があるのでSEに向いていると言えるでしょう。
SEに向いていない人
続いて、SEに向いていない人です。
SEに向いている人で挙げている項目と正反対の人がSEに向いていないというわけではないので注意してください。
SEに向いている人で論理的思考力を挙げていますが、対義語の感情的思考の方が得意な人はSEに向いていないかというと、そういうことではないです。
人(お客さまなど)の感情が分かることは、SEにとって必要な要素でもありますから。
その上で挙げるとすれば、以下ですかね。
一人で黙々と作業をするのが好き
SEはパソコンの前でずーっとカチャカチャなんかやってる、というイメージをもたれている方も多いのではないかと思います。
もちろんそういうSEもいますが、そういうSEばかりではないです。
開発SEになれば、一日ほとんど喋らないということもあり得ますが、お客様先で仕事をするようなSEになると、そうもいきません。
お客様と会って仕様について話し合ったり、プレゼンしたりする場面も数多くあります。
”コミュニケーション力がないから営業は無理、SEになりたい”という人もいるかもしれませんが、一人でできる仕事の方が少なかったりします。
あまり人と喋らずに仕事をしたい、という人には向いていないでしょう。
仕事とプライベートはきっちり分けたい
これは「土日も働く」という意味ではないです。
「SEはみんな土日を犠牲にして働いている」というイメージが強いと思うのですが、それは本当に違います。
そういう人がいるのは事実ではありますが、プロジェクト、部署、時期によって働き方は様々です。現に丸五年働いた私は所属プロジェクトで一度も土日出勤したことないです(採用のお手伝いで自ら手を挙げて出勤したことはありますが)。
では、仕事とプライベートをきっちり分けたい人がSEに向いていないとはどういう意味か。
それは、SEは仕事外での勉強時間の確保が大事だからです。
SEは勉強しないと仕事についていけないことが多いです。自分のプライベートな時間を使って勉強したり情報収集する必要があります。
もし、そもそもIT技術に興味がある人は、趣味が仕事に活きてくるのでSEに向いていると言えるでしょう。
ですが、ITに興味があっても、それが部分的な興味だと仕事に生かせないかもしれません。
だから、ある程度仕事のためにプライベートな時間を使っても構わないと思える人でないと、SEは向いてないかもしれません(全然出世しなくてもいいし、仕事についていけなくても良いなら勉強しなくてもいいですけどね。)
ITに興味が持てない
これは、もうそのままの意味です。
ITに興味が持てないという人はSEに向いてません。
入社するまでは、ITに興味が持てないと気づかない場合もあるかもしれません。
入社してみると、自分が想像していた以上に、職場の人たちはIT情報に興味を持っていて、自分はそれほど興味が持てる人間ではなかったんだ、と気づくことがあります(私のパターンですね・・・)。
”興味を持てるか持てないか”なんてものは、意識してできるものではなく、元から備わっているものだと思います。
ただ、もし備わっていなかったとしても、意識して興味を持ち続けることで、好きになることはあるので、努力次第というところはあります。
努力しても、何年たっても好きになれない、という場合はSEに向いていない人なんじゃないでしょうか。
自分がSEに向いているかどうか判断するには?
SEに向いている人、向いていない人ということでいくつか挙げました。
”自分はどちらのパターンだろう”と考える時の参考にしていただけると嬉しいです。
とはいえ、就活の段階から、”自分はどっちのタイプだろう?”って考えるのって難しくないですか?
こんな記事を書いている私でさえ、入社前は、”ITに興味が持てるはず!”と思って入社したのに、一向に興味が持てません(入社前よりかは、興味を持てるようになったけど)。
自分の今までの行動を振り返ってみて考えるしかないとは思いますが、もし自分だけで限界があるようであれば、無料で診断できるサイトがあるので頼ってみるといいと思います。
このサイトだと30分で分析、心理統計学に基づく本格分析をしてくれます。
分析結果から、あなたの本性、強み・弱み、ビジネスセンスと注意すべきこと、 活躍できる仕事の内容、マッチする企業の社風など、 自分を知ることができますようですよ!
通常であれば企業にお金を払い有料で受けるようなサービスですが、このサイトでは無料で受けることができます。
私は、就活時代に、なぜか上記のようなサイトを頼らずに就活していたので、もうちょっと頼れば良かったなぁと後悔しています。
”SEになってみたい!”とやる気だけで乗り切ろうとしましたからね・・・。
やってみたいことも大事だけど、自分に合う業界・得意な仕事の方が、成果も残しやすいし、意外にやりがいも感じれるのかなぁなんて思ったりします。
興味がある方はぜひ!
やりたいか・やりたくないか、だけではなく、向いているか・向いていないかも考えよう
私は、SEという仕事をやってみたい!と思ってIT業界へ入ってきた人間です。
SEになったこと自体は、全然後悔してません。色んなことを学べているし。
でも、向いているか向いていないかというと、向いていない方なのかなぁと思います。
自分に向いているか向いていないかという点で、素直に考えて就活すればよかったなぁと思うことがあります。
文系からSEを目指すことを考えている学生さんには、IT業界だけでなく、他の業界もきちんと目を向けて就活してほしいと思います。
文系なら例えば広告・Web・マスコミ業界などは受けやすい業界ではないでしょうか。
【マスナビ】
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無料で会員登録ができるので、ぜひおすすめです!
そして、文系からSEになったけど、向いていないかも、と感じる方。もし20代であれば、転職活動を視野に入れてほしいと思います。歳を取るほど転職は難しいし、IT業界内での転職を求められるからです。
もし別の業界を考えているなら、早いうちの転職が大事です。
転職活動は、自分で活動すると限界があるので、エージェントに頼む方が良いでしょう。
【リクルートエージェント】
こちらのエージェントなら、約31万人を転職成功に導いた転職支援実績No.1のエージェントなので、とてもお勧めです。
リクルートエージェントであれば、キャリアアドバイザーが、面談の中で自分自身が気づいていない強みを発見してくれ、長期的なキャリアパスを考えてくれます。
SEという仕事にくじけた人間にとってはありがたいですよね・・・。
非公開求人の紹介をしてくれたりするので、自分で探しても出てこなかったような企業を紹介してくれることもあります。
退職に関するアドバイスもサポートしてくれるので、SEの仕事で忙しい中でも、転職活動をスムーズにすることができるでしょう。
SEに向いていない、と思ったら、潔く諦めることの方が大事なこともあります(私は潔く諦められなかったから、それは後悔している・・・)。
就活生はもしSEになりたいと思うのなら、IT業界を調べながら他の業界も受けたりしてみましょう。
もしSEとして働いている人であれば、仕事を続けながらでもいいので、転職活動を始めてみましょうね。
こちらの記事もぜひ!
SEとしての自信がないから辞めたい・・・転職での自分の市場価値は?
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